2017年2月27日〜3月3日まで冬期総合訓練を実施しました。
冬期総合訓練は隊員同士の初顔合わせの席でもあり、冬山での行動の実習を行う場でもあります。
座学を簡単に受けてからルート工作訓練(地図・コンパス・旗を使用しルートを作成する)を行ったり、野営やクレバス落下時の救出法を学びます。
鈴蘭小屋の前に集合する隊員
ルート工作は順位がつけられ景品(?)がもらえるとあって各隊員張り切って実施しています。
実際に南極ではGPSなど便利な機会を活用していますがGPSのような電子機器は頼り切ってしまうと故障時には命にかかわりますのであえてアナログなコンパスと歩測を利用して訓練します。
ルート工作中
野営訓練ではテントとツェルトを張ります。
食事はテントの中で取りますが、就寝はツェルトの中です。ツェルトは薄いシート一枚ですので、寝袋に入っているとはいえかなりの冷え込みです。
食事や湯わかしは灯油ストーブとガスストーブで行います。
灯油ストーブ
就寝用のツェルト
夜は班のみんなでヘッドライトを使用しJARE59の文字を書きました。
ライトで文字
ずっと天気が悪かったのですが、早朝の短い時間のみ雲が切れました。
写真の左側に写っているのは流れ星ではなくISS(国際宇宙ステーション)です。
早朝の夜空
早朝にはー6度〜7度まで下がりかなりの冷え込みとなりました。
温度計