2017年10月11日に別のタイプの無人飛行機の訓練に行ってきました。
このタイプは全翼機かつ完全自動操縦の機体です。
機体の様子
操縦するためのプロポなどは一切なくパソコンの制御ソフトからのみ制御できます。
この機体の特徴は撮影した画像に付与する位置データを非常に正確に測定できる点です。
後処理キネマティック解析という方法を使用し、固定されたGPS測位点と機体のGPSデータを処理することにより数センチ単位の位置決定ができます。
これにより無人飛行機による航空測量の精度を上げることができます。
南極にて本無人飛行機を飛ばし、積雪深の調査や地形調査などに活用する予定とのことです。
この機体は前記の通り操縦はしませんが、離陸に関しては手投げにて飛ばす必要があります。
制御ソフトの使用方法と投げ方についての内容となりました。
固定翼機ですのでマルチコプターよりも広い範囲を飛ばすことができます。
ただし、静止することができませんので、精密なプランニングが必要な点と映像撮影には向かない点がデメリットです。
観測隊として持ち込むのは初の機体ですので南極での飛行結果が非常に楽しみです。
守谷のラジコン飛行場にて訓練を行いました。右下の白黒のシートは対空標識です。(写真をつなぎ合わせるための目印)
豆粒にしか写っていませんが飛行中の様子です。