南極に持っていく荷物は効率を重視するために梱包する容器が決まっています。
スチールコンテナ(通称スチコン)
12フィートコンテナ
が輸送する物資の概ねになると思います。
その他にもそのまま搭載する雪上車などの大型物品や木枠梱包しなければならない長尺もの、ドラム缶パレットや燃料コンテナなどもあります。
私の部門はスチールコンテナで運ぶもののみでしたが、部門によっては梱包に多くの時間を割いているようです。
スチールコンテナへの積み込み時は取り出しやすさや保管のことを考えてまず段ボールなどに梱包します。
段ボールへの梱包
その後スチールコンテナへ荷物を積載します。
スチールコンテナへの搭載
そのスチールコンテナは集積され、大井ふ頭へもっていきます。
積まれたスチールコンテナ
その後の輸送については別の記事で紹介します。
9月頃になると極地研究所の倉庫は南極への準備のため物資だらけになります。
10月に大井ふ頭に搬出されます。忘れ物をすると補給ができませんので念入りに積み込む物資の確認を行います。
資材で覆いつくされる倉庫